立憲民主党の代表選挙で、現職の泉代表は、再選を目指して、立候補に必要な20人の推薦人の確保を進めてきましたが難航し、働きかけを続けてきました。

その結果、告示をあすに控え、推薦人の確保にメドが立ったとして、6日午前、記者会見を開いて、立候補を表明することになりました。

泉氏は5日夜遅く、「仲間たちが必死になって呼びかけをしてくれた成果が出た。全国で立憲民主党が政権交代可能だという姿を訴えていきたい」と述べました。

6日午前の記者会見では、次の衆議院選挙に向けた決意に加え、教育の無償化や税制の見直しによる格差是正など代表選挙で訴える政策も説明することにしています。

泉代表プロフィール

泉健太氏は衆議院京都3区選出の当選8回で、50歳。

福山哲郎・参議院議員の秘書などを経て、2003年の衆議院選挙に当時の民主党から29歳で立候補して初当選し、民主党政権では内閣府政務官などを務めました。

4年前に行われた党の代表選挙では、現職の枝野代表に敗れたものの、その後、政務調査会長を務めました。

衆議院選挙で党が敗北したことを受けて行われた3年前の代表選挙では、4人による争いを制し、代表に就任しました。

泉氏は、当初、国政選挙で苦戦していましたが、自民党の政治とカネの問題で追及を強め、ことし4月の衆議院の3つの補欠選挙で全勝するなど、党勢の回復に取り組みました。

党の方針として中道路線を掲げ、政権交代に向けて教育無償化など特定の政策課題の実現を目指す「ミッション型内閣」を打ち出しほかの野党との連携を図っています。

趣味は日曜大工で、京都の自宅で、壁紙の張り替えや、玄関のドアの塗装をみずから行うこともあります。

また、自宅で飼っているウサギと過ごすひとときが心の癒やしだということです。

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