立憲民主党代表選に立候補した当選1回の吉田晴美衆院議員(52)は7日の共同記者会見で、「永田町の常識では1期生の挑戦はありえない。常識を変えたい」と意気込んだ。推薦人の確保が難航し、立候補届け出の書類受け付けが完了したのは締め切り1分前。同様の立場だった江田憲司元代表代行(68)とぎりぎりで候補者の一本化で折り合い、滑り込んだ。

立憲民主党代表選の候補者討論会に臨む吉田晴美衆院議員=東京・内幸町の日本記者クラブで

 山形県出身の吉田氏は立教大卒後、航空会社で客室乗務員として勤務した。投資会社や証券会社勤務を経て、旧民主党政権では小川敏夫法相(当時)の秘書官を務めた経歴を持つ。  2021年の衆院選で東京8区から出馬し、自民党の石原伸晃元幹事長を破って初当選。青果商の長女に生まれたことから「1円の重みをかみしめる八百屋の娘として生活者の声を代弁している」と自負する。  支援に回った江田氏は記者団に「国民は物価高でキャベツ1玉を1円単位で節約しようと生活防衛している。吉田さんが勝ち抜くために力を合わせる」とエールを送った。(中沢穣) 

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