石破氏 “人々が笑顔を取り戻せる社会をつくっていく”

石破元幹事長は8日、東京 葛飾区の商店街を訪れて地域の人たちと交流し、「柴又帝釈天」に参拝しました。

このあと石破氏は街頭演説し「もう一度、人々が笑顔を取り戻せるような安心で安全な社会をつくっていくのが私の使命だ。お互いが笑顔でお互いを思いやり、額に汗して働く人が幸せを得られる日本を、もう一度取り戻したい。議員であることも、大臣であることも、総理大臣であることも、すべて手段であり目的ではない。最後の戦いと覚悟して、全身全霊で総裁選挙に臨んでいく」と訴えました。

小泉氏 菅前首相らと街頭演説

小泉進次郎氏は8日、横浜市で、自身を支援する菅前総理大臣らと街頭演説を行いました。

この中で小泉氏は「今の時代に取り残されている日本の政治を変えたい。自民党が政策を進めるやり方やスピード、強度を抜本的に変えなければ、次の時代に間に合う改革はできない。総理大臣になったら聖域なき規制改革や政治改革などに全力で覚悟をもってあたりたい」と訴えました。

また菅氏は「小泉氏に日本のかじ取りを託したいという思いで応援している。大きな力を与えてほしい」と呼びかけました。

河野氏 “農業自動化へ規制改革進めなければならない”

河野デジタル大臣は8日、北海道新十津川町でIT技術を使ったスマート農業に取り組む農家を視察し、自動運転のトラクターに試乗したり、ドローンで農薬を散布する様子を見学したりしました。

このあと河野氏は記者団に対し「農家の高齢化が進むにつれて自動化などを推進していく必要はあるが、初期投資が大きいと進まない。政府としてしっかり考えていく必要があり、自動化がスムーズにできるような規制改革を進めなければならない」と述べました。

一方、林官房長官がことし12月の健康保険証の廃止時期の見直しも含めて検討する考えを示したことについて、河野氏は「医療DXは非常に重要だとして林官房長官も閣内で政策を推し進めてきた1人なので、発言の真意を確認しなければならない」と述べました。

小林氏 “稼げる農業 漁業を国として支援”

小林鷹之氏は、北海道北見市でたまねぎの集出荷施設を視察し、担当者から選果の仕組みについて説明を受けました。

また小林氏は、地元の農協や漁協の幹部と意見を交わしたあと、記者団に対し「IT技術を使ったスマート農業や漁業も含め、日本の食料自給率を上げ、世界に打って出て『稼げる農業、漁業』を北海道から展開していく可能性を感じた。しっかり国として支援しなければならない」と述べ、総裁選挙の公約に農林水産業の支援策を盛り込む考えを示しました。

林氏 “牛肉 中国への輸出 経験生かし取り組みたい”

林官房長官は宮崎県高千穂町で畜産業の現場を視察し、農家の男性から、飼料価格が高騰する一方、子牛の価格が低迷している現状などを聴き取りました。

このあと林氏は記者団に対し「いろいろな課題を目の当たりにした。牛肉は国内人口が減る中、輸出を増やしたい。特に大きな需要が見込まれる中国への輸出に、農林水産大臣や外務大臣を務めた経験を生かして取り組みたい」と述べました。

一方、各地でコメの品薄や値上がりが続いていることに関連し「新米の出荷によってコメ不足は徐々に回復すると思う。コメは日本の主食であり、農家が引き続きコメを作っていこうと思える仕組みを作っていきたい」と述べました。

茂木氏 “学校給食の無償化を必ず実現したい”

茂木幹事長は愛知県安城市のカフェで子育てをしている人たちと意見を交わし、育児に関する悩みや国への要望などを聴き取りました。

このあと茂木氏は記者団に対し「学校給食の無償化を必ず実現したい。できるだけ地産地消で、地元のおいしい安全な食材を使った栄養バランスの良い給食の無償化を進めたい」と述べました。

その上で「子育ての問題は、おそらく30年前に自分が子育てをしていた時とは環境がガラッと変わっていると思うので、一番現場に近い感覚を持っている議員にもチームに入ってほしい」と述べ若手議員と連携しながら効果的な政策の実現を図る考えを示しました。

上川氏 “最後の一瞬まで気を抜かない あと一歩だ”

上川外務大臣は8日、地元・静岡市で、みずからを支持する県議会議員らが開いた会合に出席しました。

この中で、出席者から「静岡から総理大臣を出したい。全力で応援する」と激励されたのに対し、上川氏は「気合が入っている。20人の推薦人がそろってはじめて立候補することができるので、最後の一瞬まで気を抜かない。あと一歩だ」と応じました。

このあと、上川氏は記者団に対し「激励をいただき、前に進んでいきたいと改めて強く感じた。推薦人の確保は最終段階であり、立候補に向けて万全の態勢で臨むことができるよう準備を加速させたい」と述べました。

齋藤氏 “推薦人集めなどで苦戦も やり抜きたい”

齋藤経済産業大臣は8日、インターネット番組の「ABEMA的ニュースショー」に出演し「信頼を失った党の改革と成長型の経済への転換の2つを何としてもやりたい。情熱はほかの誰よりも持っている」と述べました。

その上で「長い時間をかけて準備してきた議員は応援する人たちの層が厚いのは事実であり、私は推薦人集めなどで苦戦しているが、やり抜きたい」と述べました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。