【リンク】NHK世論調査
NHKは、9月6日から3日間、全国の18歳以上を対象にコンピューターで無作為に発生させた固定電話と携帯電話の番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査を行いました。
調査の対象となったのは2529人で、48%にあたる1220人から回答を得ました。
岸田内閣を「支持する」と答えた人は8月の調査より5ポイント下がって20%で、3年前・2021年10月の内閣発足以降、最も低くなりました。
一方「支持しない」と答えた人は5ポイント上がって60%でした。
9月27日に行われる自民党総裁選挙に関心があるか尋ねました。
「大いにある」が24%、「ある程度ある」が46%、「あまりない」が18%、「まったくない」が9%でした。
自民党総裁選挙で最も議論を深めてほしい政治課題は何か、6つの選択肢をあげて聞いたところ、「年金など社会保障制度」が35%、「経済・財政政策」が26%、「政治とカネの問題など政治改革」が17%、「外交・安全保障」が11%、「憲法改正」が3%、「選択的夫婦別姓」が1%となりました。
次の自民党総裁に誰がふさわしいと思うか、12人の名前をあげて尋ねました。
「石破茂氏」が28%、
「小泉進次郎氏」が23%、
「高市早苗氏」が9%、
「河野太郎氏」が6%、
「上川陽子氏」が4%、
「小林鷹之氏」が4%、
「青山繁晴氏」が2%、
「林芳正氏」が2%、
「茂木敏充氏」が2%、
「野田聖子氏」が1%、
「加藤勝信氏」が1%、
「齋藤健氏」が0%、
「この中にはいない」が7%でした。
9月23日に行われる立憲民主党の代表選挙に関心があるか尋ねました。
「大いにある」が13%、「ある程度ある」が32%、「あまりない」が31%、「まったくない」が21%でした。
次の立憲民主党の代表に誰がふさわしいと思うか、5人の名前をあげて尋ねました。
調査は代表選挙の告示前日の6日から実施しました。
「野田佳彦氏」が35%、
「枝野幸男氏」が14%、
「泉健太氏」が9%、
「吉田晴美氏」が6%、
「江田憲司氏」が5%、
「この中にはいない」が8%でした。
立憲民主党の代表選挙では、野党連携のあり方が論点の1つとなる見込みですが、次の衆議院選挙に向けて、野党の連携をどうすべきだと思うか聞いたところ、「深めるべきだ」が34%、「深める必要はない」が11%、「どちらともいえない」が48%でした。
衆議院の解散・総選挙をいつ行うべきだと思うか、4つの選択肢をあげて尋ねたところ、「できるだけ早く」が43%、「来年の前半」が13%、「来年夏の参議院選挙と同時」が15%、「来年10月の任期満了近く」が16%でした。
各党の支持率は、
「自民党」が31.3%、
「立憲民主党」が6.6%、
「日本維新の会」が3.0%、
「公明党」が2.3%、
「共産党」が2.6%、
「国民民主党」が1.0%、
「れいわ新選組」が0.7%、
「社民党」が0.6%、
「参政党」が0.1%、
「みんなでつくる党」が0.2%、
「特に支持している政党はない」が45.3%でした。
政党支持率の推移は
岸田内閣での自民党の支持率を見ますと、2021年10月の内閣発足時は41.2%でしたが、2023年12月以降は30%前後で推移し、2024年6月には自民党が2012年に政権復帰して以降最も低い25.5%まで落ち込みました。
9月の調査では31.3%で発足時から10ポイント程度低くなっています。
一方、野党第一党の立憲民主党の支持率は、岸田内閣での3年間、一けたにとどまり、9月の支持率は6.6%でした。
「特に支持している政党はない」、いわゆる無党派層の割合は岸田内閣発足時は36.1%でしたが次第に増加傾向となり、直近の10か月では40%を超える高い水準で推移しました。
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