斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県議会最大会派の自民党、公明党、ひょうご県民連合、共産党が12日、無所属議員4人と共同で斎藤氏に「即時辞職」を申し入れた。9日に先行した維新の会を含む全県議が辞職を迫る事態となり、斎藤氏が拒否すれば9月議会に不信任決議案が提出される見通し。可決の可能性が濃厚な情勢で、その場合は斎藤氏は辞職か議会解散の選択を迫られる。
4会派の代表者らは12日午前、県庁で服部洋平副知事に申し入れ書を提出。斎藤氏は午後に記者団の取材に応じる。
関係者によると斎藤氏が辞職を拒否した場合、自民は9月議会開会日の19日に不信任案を出す日程が浮上。調査特別委員会(百条委員会)の議論途中だとして慎重意見があった公明も提出へと傾斜しており、維新は単独提出も模索している。
地方自治法によると不信任案の可決は議員3分の2以上が出席した上で、出席議員の4分の3以上の賛成が必要。可決の場合、10日以内に議会を解散しなければ失職する。
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