自民党の小泉進次郎元環境相は12日の総裁選演説会で、出馬表明の記者会見で掲げた解雇規制の緩和に言及しなかった。人生の選択肢を広げるとして、年収の壁の撤廃や選択的夫婦別姓とともに「労働時間規制の見直し」に触れるのにとどめた。その後のテレビ番組では「解雇の自由化は全く考えていない」と説明した。
小泉氏は6日の出馬会見で「労働市場改革の本丸である解雇規制を見直す」と明言し、関連法案を来年提出すると打ち出した。これに対し、立憲民主党代表選の4候補は「落選や解雇の心配がない世襲議員がお気楽に物を言うな」(野田佳彦元首相)などと全員が反対した。
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