自民党総裁選に出馬する(左上から右下に)高市早苗、小林鷹之、林芳正、小泉進次郎、上川陽子、加藤勝信、河野太郎、石破茂、茂木敏充の各候補(届け出順)
派閥の解散方針によって議員の動きが流動化したことは、派閥横断的な推薦人集めにつながった。ある候補は「なるべく出身派閥以外の推薦人が増えることを意識した」と打ち明けた。一方で、出身派閥中心に推薦人を集めた候補もおり、派閥の影響は残っている。 首相の不出馬も大量出馬につながった。現職首相が再選を目指す場合、支える立場の閣僚や党幹部は「裏切り者」との批判を恐れ、立候補を控えがちだ。退陣を表明した首相が閣僚に「気兼ねなく論戦を」と伝えたことで、名乗りを上げやすい環境となった。(長崎高大) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。