政府は13日、岸田文雄首相が今月下旬に訪米し、21日に東部デラウェア州ウィルミントンで開かれる日米豪印4カ国の枠組み「クアッド」首脳会議に出席すると発表した。ニューヨークで国連総会にも参加する。

ウィルミントンにはバイデン米大統領の私邸がある。首相は日米の首脳交代後も、4カ国の協力関係を維持する重要性を訴えるとみられる。林芳正官房長官は記者会見で「自由で開かれたインド太平洋実現のための協力を一層深化させ、地域の国々に真に裨益(ひえき)する(役に立つ)取り組みを推進する」と語った。

首相は国連総会では、紛争や気候変動、国連の在り方をテーマに22、23両日に開かれる「未来サミット」に出席。各国首脳との2国間会談にも臨む。

首相官邸に入る岸田文雄首相=13日午前、東京・永田町

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