旧統一教会との関係をめぐり、安倍元総理大臣が2013年の参議院選挙直前の6月下旬に自民党本部の総裁応接室で、萩生田・前政務調査会長や岸・元防衛大臣とともに当時の教団の会長や関連団体の幹部らと面談していたとみられるなどと朝日新聞が報じました。

これについて、岸田総理大臣は、総理大臣官邸で記者団から「党と教団の組織的関係性は、なかったと考えるか」と問われ「旧統一教会と党の関係については、これまでも国会答弁などで再三説明させてもらったとおりだ」と述べました。

また、事実関係を改めて調査するかどうかに関しては「調査についても国会でたびたび説明させてもらった。ぜひそれを確認してもらいたいと思っており、今の段階でそれに付け加えることはない」と述べました。

国民 玉木代表「説明なく衆議院解散できず」

国民民主党の玉木代表は記者会見で「自民党が旧統一教会と極めて密接で組織的な関係があったことは事実だと思う。党本部の総裁応接室に入る記録が、残っていないことはないと思うので、改めて党がきちんと調査し、今までの国会答弁と違うところがあれば速やかに国会で国民に説明すべきだ。誰が新しい総裁になったとしても、きちんと説明しないことには衆議院の解散はできないだろう」と述べました。

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