【香港時事】中国南部・広東省深センで18日朝、日本人学校の男子児童1人が男に襲われ、負傷した。男児は病院に搬送され、治療を受けている。容疑者は既に現地当局に身柄を確保され、取り調べを受けている。

複数の関係者によると、事件が起きたのは午前8時(日本時間同9時)ごろ。日本人学校に通う小学生の男児が通学途中に襲われた。学校は臨時休校となり、保護者が子供を出迎えに行ったという。

森屋宏官房副長官は同日の記者会見で、在広州日本総領事館が中国側に対し、再発防止や情報共有を申し入れたと説明した。

中国では6月、東部の江蘇省蘇州市で日本人学校のスクールバスを待っていた日本人母子が男に刃物で襲われ負傷。バスの案内係の中国人女性が死亡する事件が起きた。

18日は、満州事変(1931~33年)の発端となった柳条湖事件発生から93年に当たる。中国では「国恥の日」とも呼ばれ、反日感情が高まりやすく、在外公館から在留邦人に注意喚起があった。

記者会見する森屋宏官房副長官=18日午前、首相官邸

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。