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<反応>
兵庫県の定例議会が19日に開会し、斎藤知事は本会議で、パワハラの疑いなどで告発された問題について「多くの県民に心配をかけていることを心よりおわびする」と述べました。
そして「県政を刷新し、新しい時代を見据えた道を切り開いていくことが県民から負託を受けた私の責務だ。県民や職員などに理解と協力をもらえるよう信頼回復に向けて最大限の努力を重ねていく」と述べ、続投への意欲を強調しました。
一方、斎藤知事の辞職を要求してきた5つの会派すべてと無所属議員は「県政に深刻な停滞と混乱をもたらした政治的責任は免れない。県民や職員の信頼回復は到底見込めない」などとして、19日午後、知事に対する不信任決議案を共同で提出し、全会一致で可決する方針です。
不信任決議案が可決された場合、知事は10日以内の議会の解散か、失職かを選択することになります。
斎藤知事は本会議に先立って記者団に対し「法律の規定にそってさまざまな選択肢を考えていく。私にとっても県政にとっても大事な判断になるのでタイミングも含めてしっかり熟慮する」と述べ、議会の解散も排除せずに検討する考えを重ねて示しました。
これまで不信任決議を受けて知事が議会を解散したケースはなく、斎藤知事の対応が最大の焦点となります。
<反応>
維新 遠藤国対委員長「今さらながら後悔している」
日本維新の会の遠藤国会対策委員長は、記者団に対し「斎藤知事が『県政運営を頑張りたい』と言っていることが本末転倒で、県民ではなく自分のためにやっていると感じ取られてもしかたがない。県議会を解散し、税金を使って選挙をすれば県民はいよいよあきれるのではないか」と述べました。
また、この間の維新の会の対応について「斎藤知事の肩をたたくタイミングがずれてしまったと自戒の念を込めて残念に思う。もっと早い段階で辞職を求めても、斎藤知事は辞めなかったとは思うが、われわれから『県民のための仕事が空虚になっている』と言うべきだった。今さらながら後悔している」と述べました。
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