共同通信の総裁選政策アンケートで、安定的な皇位継承に向け「女性・女系天皇の容認を含めた議論」を選んだ人はいなかった。憲法改正の条文化作業では「改憲に理解を示す会派で協議を急ぐべきだ」と5人が回答した。
「旧皇族の皇室復帰も含め、男系男子継承を維持すべきだ」と答えたのは6人で、高市早苗、小林鷹之、林芳正、加藤勝信、河野太郎、茂木敏充の各氏。高市氏は「男系男子の皇統を守ることが先人への責任、日本人の誇りだ」と説明した。
小泉進次郎氏は「先送りできない課題。早期に立法府の総意がまとめられることを期待」と主張。石破茂氏は「女系天皇の容認は考えていないが、国民の総意に基づく天皇家が続くため、さまざまな角度から検討する必要がある」と指摘した。
憲法改正の質問で「改憲派で協議を急ぐ」を選んだのは、小林、林、加藤、河野、茂木の各氏。高市氏は「慎重会派の理解も得て丁寧に議論すべきだ」との回答を選択した。小泉氏は「環境が整えば、直ちに国会発議のあと、国民投票に移る」と意欲を示した。
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