立憲民主党の代表選挙は終盤に入り、4人の候補者は20日も支持の拡大に向けた働きかけを行いました。

野田元総理大臣は、国政選挙の公認候補予定者に電話をかけて支持を求め「ベストを尽くしたい。勝ちきるための戦いをやっていきたい」と述べました。

枝野前代表は、陣営の幹部と選挙戦の情勢分析を行い「残りの期間、集中的にネットを通じた発信を頑張り、国会議員などへの働きかけを進めたい」と述べました。

泉代表は、メディアの取材に応じたほか、旧統一教会の問題に関する野党の会合に出席し「自民党の総裁候補は、党の再調査を行うか見解を明らかにすべきだ」と述べました。

吉田晴美氏は、立候補する際に候補者を一本化することで合意した江田・元代表代行と対談し「選挙戦終盤は、国会議員と国政選挙の公認候補予定者に語りかけたい」と述べました。

一方、NHKが行った情勢取材では国会議員136人のうち野田氏が最も多い40人を超える支持を固めていて、次いで枝野氏はおよそ30人、泉氏と吉田氏は、それぞれ20人前後から支持を得ています。

地方議員と党員・サポーターによる、いわゆる「地方票」は、4人の候補がそれぞれの地元を中心に支持を広げています。

ただ、4人に支持が分散していて、1回目の投票ではいずれも過半数には届かず、上位2人による決選投票となる公算が大きくなっています。

決選投票は国会議員に1人2ポイント、国政選挙の公認候補予定者に1人1ポイント、各都道府県連の代表者に1人1ポイントの、合計417ポイントで争われ、国会議員票の比重が高くなります。

23日の投票日に向け、決選投票での対応を見据えた各陣営の駆け引きも活発になるものとみられます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。