自民党の石破茂元幹事長(中央)(21日、茨城県那珂市)

自民党総裁選に立候補した石破茂元幹事長は21日、核融合発電を巡り研究開発と研究者養成の支援をともに充実させる必要性を訴えた。「両面から政府としての支援をさらに強化していきたい」と語った。視察した茨城県那珂市の研究施設で記者団の質問に答えた。

政府は2030年代の核融合発電の実証をめざす方針を掲げる。石破氏は「実用化されれば全く違うエネルギー供給が可能になる」と述べた。「必要と思われるものを政府としてちゅうちょなく出していかないと30年代の実現は難しい」とも主張した。

能登半島地震の被災地に大雨特別警報が出たことについて「かなり重大な事態だ」と話した。石破氏は防災省の設置が持論で、その必要性を改めて強調した。気象庁と避難指示を出す機関の連携を強化することが不可欠だとも指摘した。

総裁選での支持獲得に関して、自身の掲げる政策を党員らの心に響くように訴えることが重要だと説明した。

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