立憲民主党の代表選挙は23日が投票日で選挙戦は終盤を迎えています。

21日は4人の候補者が、党の青年局と動画配信サイト「ニコニコ生放送」が共同で開催した討論会に臨み、若者からの質問に答えました。

野田元総理大臣は「自民党は人を雇う側の論理で物事を決めるが、われわれは働く人の立場で政策を考えていく。解雇しやすいように規制を緩和する動きが出ているが『何を言っているのか』と言うのがわれわれの役割だ」と述べました。

枝野前代表は「外交では日米同盟を基軸にすれば『日本に手を出すとアメリカと全面戦争になるかもしれない』となって抑止力になる。中国は大国で経済的な関係も深く、ケンカだけしてもうまくいかない。議員交流でパイプをつないでおくべきだ」と述べました。

泉代表は「漠然と教育の無償化と言っても無責任で、まず最初に着手するのは給食費の無償化だ。ほかの野党や自民党も反対しない。『必ずやる』ということをやった時に初めて信頼が生まれ、立憲民主党に政権を任せてみようとなる」と述べました。

吉田晴美氏は「これからはグローバル経済や気候変動など挑戦的な世の中になる。その中で力になるのが教育だ。経済的格差や教育の機会の不均衡があるので自分で道を切り開ける力を提供する機会をつくりたい」と述べました。一方、今回の代表選挙で、全体の半分のポイントを占める地方議員や党員・サポーターの「地方票」は、郵便投票がきのう締め切られ、インターネット投票はあすの午後5時までとなっています。

各陣営はSNSなどで支持の呼びかけを続けるとともに、投票日に直接、投票する国会議員と1人1ポイントの投票権を持つ公認候補予定者への働きかけを強めることにしています。

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