岸田総理大臣は退任前の最後の外国訪問として4日間の日程でアメリカを訪れ、バイデン大統領の地元・デラウェア州で日米首脳会談に臨み、今後も両国が自由で開かれた国際秩序の中核を担うグローバル・パートナーであり続けることを確認しました。

また、日米豪印4か国によるクアッドの首脳会合では、中国を念頭に南シナ海での威圧的で脅迫的な行動に深刻な懸念を表明するなどし、海洋安全保障協力の強化を確認しました。

続いて訪れたニューヨークでは、国連総会の「未来サミット」で演説し、安全保障理事会の改革などを訴えたほか、ウクライナのゼレンスキー大統領とも会談し、支援を継続していく考えを伝えました。

岸田総理大臣は「分断や対立を深める国際社会への対応は今後も大きな課題だ。日本外交への期待は高く、次の政権でも法の支配に基づく自由で開かれたインド太平洋の実現といった柱を大切にしながら、力強く積極的に外交に取り組んでもらいたい」と述べました。

一連の日程を終えた岸田総理大臣は、日本時間の午前9時前、政府専用機で帰国の途につきました。

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