岸田総理大臣は退任前の最後の外国訪問として4日間の日程でアメリカを訪れました。
バイデン大統領の地元・デラウェア州で日米首脳会談に臨み、今後も両国が自由で開かれた国際秩序の中核を担うグローバル・パートナーであり続けることを確認しました。
また日米豪印4か国によるクアッドの首脳会合では、中国を念頭に南シナ海での威圧的で脅迫的な行動に深刻な懸念を表明するなどし、海洋安全保障協力の強化を確認しました。
続いて訪れたニューヨークでは、国連総会の「未来サミット」で演説し、安全保障理事会の改革などを訴えたほか、ウクライナのゼレンスキー大統領とも会談し、支援を継続していく考えを伝えました。
一連の日程を終えた岸田総理大臣は24日夜11時前、政府専用機で羽田空港に到着しました。
岸田総理大臣の後任を選ぶ自民党総裁選挙は、今週27日に投開票が行われることになっていて、岸田総理大臣としては、外交も含めた自身の政権の成果を引き継ぎ、課題解決を図れる候補は誰なのか慎重に見極める考えです。
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