兵庫県の斎藤元彦知事

 兵庫県は26日、斎藤元彦知事が午後3時から県庁で記者会見すると発表した。疑惑告発文書問題を巡り県議会で19日に不信任決議が可決されたのを受け、議会解散か辞職・失職かの決断について表明するとみられる。斎藤氏は25日、記者団の取材に「最後の覚悟をどうするかだ。すごく悩んでいる」と語っていた。辞職・失職を選んだ場合、今後の知事選に出馬するかどうかも焦点となる。  不信任決議は19日の議会開会日に全会一致で可決。斎藤氏は地方自治法に基づき可決から10日となる29日までに解散しなければ自動失職する。その前に辞職する選択肢もあり、どちらの場合も50日以内に知事選がある。  解散したら40日以内に県議選が行われ、改選議会で3分の2以上の議員が出席し過半数が賛成すれば失職する。総務省によると不信任決議を受けた知事が解散した例は過去に確認されていない。  一連の問題は県西播磨県民局長だった男性が3月、パワハラ疑惑などを告発する文書を作り報道機関などに配ったのが発端となった。


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