石破茂新総裁あいさつ

決選投票で自民党の新総裁に選出され、拍手に応える石破茂氏(27日、党本部)

岸田文雄総裁が決意を持ってその職を辞し、自民党が生まれ変われるように、もう一度国民の信頼を取り戻せるように決断した。一丸となってそれに応えていかなければならない。

私どもは3年余、野にあった。当時の安倍晋三総裁のもとで私は幹事長を拝命し、自由闊達な議論ができ、公平公正、そして謙虚な自民党。皆が心を一にして政権を奪還した。もう一度そのときに戻りたいと思っている。

国民を信じ、勇気と真心を持って真実を語り、この日本をもう一度、皆が笑顔で暮らせる安全で安心な国にするため石破茂、全身全霊を尽くしていく。

石破氏・決選投票前の演説

総裁選を通じて多くのことを学ばさせていただいた。総裁選が終わったあとは心を一つにして日本のために、自民党のためにともに手を携え、全身全霊を尽くしたい。

ともに助け合い、悲しい思い、苦しい思いでいる人、そういう人たちを助け合う日本にしていきたい。日本を守りたい、国民を守りたい、地方を守りたい。そしてルールを守る自民党でありたい。

国民はなお自民党を信じていないかもしれない。国民を信じて逃げることなく正面から語る自民党をつくっていく。一人残らず同志がきたる国政選挙で議席を得ることができるように、日本のために全身全霊を尽くしていく。

高市早苗氏・決選投票前の演説

自民党総裁選で決選投票を前に演説する高市早苗氏(27日、党本部)

女性である私が総裁選の決選投票に進んだ。これは自民党にとっても、日本にとっても歴史的な瞬間だと思う。

日本を非常に厳しい安全保障環境のなかで守らないといけない。たくさん災害が起きるなかで国民の命と暮らしを守らないといけない。

いろいろなものから命を守れる日本列島を一緒につくり、次の世代に受け渡していこうではないか。それが今の時代を、一時代を預かっている私たちの責任だ。

自民党、公明党の連立政権ができてから来月で25年だ。その25年長く一生懸命ともに働いてきた。国でも地方でも選挙に勝ち続ける自民党をつくっていきたい。

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