次期首相となる自民党の石破茂総裁は10月中に衆院を解散する意向を固めた。衆院選は最短で「10月15日公示、27日投開票」となる。「10月29日公示、11月10日投開票」案もある。有権者に判断材料を示すため、解散前に臨時国会での党首討論実施を検討。開催時間は通常の45分間から延長する案が浮上している。複数の党幹部が29日、明らかにした。野党は石川県能登半島地震や記録的豪雨に対応するため2024年度補正予算の編成と審議を要求している。
石破氏は29日のフジテレビ番組で、次期衆院選の時期に関し「早ければ早い方がいい」と明言。その後のNHK番組では10月中の投開票を問われ「いろいろな可能性は否定しない」と語った。
10月1日召集の臨時国会で、石破氏は首相に指名され同日中に組閣を実施。4日に衆参両院で所信表明演説、7日から各党代表質問を行う日程を描く。
与党内には代表質問後ただちに解散すべきだとの声もある。ただ石破氏は国民に選択肢を示すため「野党と論戦を交わした上で判断いただきたい」とする。
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