石破茂首相は5日にも石川県を訪ね、1月の能登半島地震や先の記録的豪雨の被災地に入る方向で調整に入った。就任後初の視察となる。関係者が1日、明らかにした。公明党の石井啓一、立憲民主党の野田佳彦両代表も5日にそれぞれ被災地入りする方向で検討している。

 首相は1日夜の記者会見で「地震や大雨からの復旧・復興を着実に進める」と強調した。

 豪雨被害を受けた復旧・復興予算に関し、首相は当面、即効性のある予備費で対応する考えを示している。立民など野党は補正予算の編成が必要だと主張しており、9日までの臨時国会や、15日公示、27日投開票の衆院選で論点となる見通しだ。

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