石破茂首相は2日午前、就任から一夜明け、官邸で職務を開始した。新閣僚は就任の記者会見に臨み、抱負や課題について見解を示す。首相が検討を指示する物価高に対応した経済対策や、地方創生の基本構想策定、厳しさを増す安全保障環境への対応など主要政策課題に着手。9日衆院解散、27日投開票の衆院選を見据え、石破内閣が始動した。
岩屋毅外相や加藤勝信財務相は前任との交代式を予定。村上誠一郎総務相、伊東良孝地方創生担当相は、記者会見で意気込みを語る。平将明デジタル相はマイナンバーカードに保険証機能を持たせた「マイナ保険証」の一本化普及への対応について考えを示す。
首相は4日に予定する所信表明演説の構想を練る。7日から衆参両院で始まる各党代表質問に向け、国会論戦の準備を進める。
野党は派閥裏金事件の実態解明や再発防止策をただす構えだ。首相は1日の会見で、衆院選の日程を表明しており、与野党の攻防は激しくなる。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。