記者会見した自民党の渡辺猛之参院議員(2日、岐阜市)

自民党の渡辺猛之参院議員(56)=岐阜選挙区=は2日、岐阜市で記者会見し、2025年2月の任期満了に伴う岐阜県知事選に立候補すると表明した。21年選挙に出馬した元内閣府官房審議官の江崎禎英氏(59)に続いて2人目。現在5期目の古田肇知事(77)は不出馬を表明している。

渡辺氏は「30年間の政治人生の中で、県内42市町村のことを自分が一番理解しているという自負はある。これまでの政治経験を生かし、ふるさとに全力で恩返しがしたい」と出馬理由を説明した。

渡辺、江崎両氏は2日までに自民県連に推薦願を提出した。推薦を得られなかった場合も出馬するかを問われ、渡辺氏は「仮定の質問には答えを差し控える」と述べるにとどめた。

4人が立候補した21年知事選では、自民県連の支持が古田、江崎両氏に割れる保守分裂選となった。

渡辺氏は岐阜県八百津町出身。県議を経て、10年参院選で初当選した。参院農林水産委員長や国土交通副大臣を務め、現在3期目。〔共同〕

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