与野党各党の党首らは4日、石破茂首相の所信表明演説を巡り、受け止めを語った。
立憲民主党の野田佳彦代表は国会内で記者団に「まれに見るスカスカの所信表明だった。総裁選の時は極めて具体的に熱っぽく語っていたことが全然入っていない」と指摘した。
国民民主党の玉木雄一郎代表も「納得も共感も感じるところが一ヶ所もなかった」と述べた。日本維新の会の馬場伸幸代表は記者会見で「薄っぺらい、具体的な言及がない、パッションもない、ないないづくしの所信表明演説ではなかったか」と批判した。
共産党の田村智子委員長は「手のひら返しがいくつもあることを厳しく指摘しなければならない」と非難した。政治改革の主張や、石破氏が総裁選で前向きな姿勢を示した選択的夫婦別姓制度の導入などに触れなかったことを踏まえた。
公明党の石井啓一代表は「自分の言葉で思いを込めた所信表明になっている」と語った。国会内で記者団からの問いに答えた。
自民党の森山裕幹事長は党本部で記者団に「非常に力強い所信表明だった」とたたえた。「国民の納得と共感が得られるよう政策や考え方を丁寧に訴えていかないといけない」と強調した。
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