立憲民主党の野田佳彦代表と公明党の石井啓一代表は5日、先月の大雨で大きな被害を受けた石川県・能登半島をそれぞれ視察した。公示が15日に迫る衆院選(27日投開票)に向け、復旧・復興や防災対応に取り組む姿勢を訴えた。

野田氏は輪島市で、1月の地震後に建設された仮設住宅が浸水した状況などを見て回った。記者団に「二重被害の深刻さを肌で感じた」と指摘。石破茂首相が被災地支援に予備費を充てる方針であることに対し、「事業や生活の再生に取り組むためには(2024年度)補正予算が最低限必要だ」と述べ、衆院選前の補正成立を改めて求めた。

石井氏は珠洲市の農業法人で水利施設の被害を視察した。記者団に「全国どこで線状降水帯やゲリラ豪雨が発生してもおかしくない。事前の防災・減災対策が重要だ」と強調した。

記者団の取材に応じる立憲民主党の野田佳彦代表=5日午後、石川県輪島市

大雨被害を受けた農業法人を視察する公明党の石井啓一代表(左から3人目)=5日午後、石川県珠洲市

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。