自民、公明両党は、選挙ポスターの品位を保つ規定を設ける公選法改正を巡り、改正案の今国会提出を見送る方針を固めた。衆院議院運営委員会の浜田靖一委員長が8日、記者団に明らかにした。東京都知事選で掲示板に同一ポスターが多数張られるなどした問題を踏まえ、対応が検討されていた。
これまでの与野党協議で、自民、公明両党と立憲民主党、日本維新の会、国民民主党の5党は、ポスターの品位保持と、候補者氏名の記載を義務付ける案で合意した。共産党は表現の自由を侵害する恐れがあるとして難色を示していた。
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