石破茂首相(自民党総裁)は12日の日本記者クラブ討論会で、選択的夫婦別姓導入を巡り、自民内で早期に結論を得る意向を示した。「何十年も引き延ばすつもりはない。反対を押し切ることはしない」と述べた。一方、法案採決時の対応に関し「党議拘束を外すことにあまり賛成ではない」とも指摘した。
首相は党総裁選などで、制度導入に積極的な姿勢をにじませていた。ただ首相選出後は「家族の在り方の根幹に関わる問題だ」と発言を後退させたとして、野党から批判が出ている。自民内で賛否が割れている現状を踏まえた対応とみられる。
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