与野党幹部らは衆院選公示翌日の16日、各地で街頭演説などを行い、党の掲げる公約や自民党派閥裏金事件を踏まえた政治姿勢を力説し、有権者に支持を呼びかける。27日の投開票に向けて舌戦を本格化させる。

　石破茂首相（自民党総裁）は、午後に徳島県板野町で街頭演説する。これに先立ち、石破氏と総裁選を争った小林鷹之元経済安全保障担当相は千葉市で演説を行う。物価高を受けた党の経済対策を説明する。

　立憲民主党の野田佳彦代表は新潟県上越市で個人演説会。自民の裏金事件で処分を受けた旧安倍派の前議員の選挙区で政治改革実現を強調する。

　公明党の石井啓一代表は東京都荒川区、日本維新の会の馬場伸幸代表は江戸川区、共産党の田村智子委員長は名古屋市内で街頭演説に臨み、各党の政策をアピールする。

　国民民主党やれいわ新選組、社民党、参政党もそれぞれ街頭演説などで票の取り込みを図る。

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