28日に投票された衆院東京15区(江東区)の補欠選挙は、立憲民主党新顔の酒井菜摘氏が当選を確実にした。朝日新聞社が同日、区内30カ所の投票所で実施した出口調査によると、酒井氏は、無所属の須藤元気氏、維新の金沢結衣氏、諸派の飯山陽氏、無所属の乙武洋匡氏、参政の吉川里奈氏、無所属の秋元司氏、NHKから国民を守る党の福永活也氏、諸派の根本良輔氏の8氏を大きく引き離している。期日前投票は調査結果に含まない。

 酒井氏は、立憲の支持層の9割近くをまとめ、共産の支持層7割台半ばの支持を受けた。また、無党派層も2割台半ばの支持を受けた。

 須藤氏は、自民支持層の2割、無党派層の2割台半ばの支持を受けた。

 金沢氏は、維新支持層の8割近くを固め、自民支持層の2割近くが支持した。

 飯山氏は、自民支持層の1割台半ばが支持したほか、無党派層の1割台半ばが支持した。乙武氏は自民支持層、無党派層いずれも1割台半ばが支持した。

 公認候補の擁立を見送った自民の支持層では、2割が須藤氏、2割弱が金沢氏を支持。飯山氏、秋元氏、乙武氏には各1割台半ばの支持と割れた。

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