広島4区で、自民党前職の寺田稔元総務相の敗北が確実となった。比例代表に重複立候補している。4区は区割り変更に伴い、旧4区と旧5区などを再編した。旧4区から比例に回った自民前職新谷正義氏との連携が不調に終わり、日本維新の会前職空本誠喜氏との一騎打ちに敗れた。
寺田氏は2004年に初当選し当選6回。宏池会(旧岸田派)創設者の池田勇人元首相を義理の祖父に持つ。選挙戦では新谷氏の地盤・東広島市での浸透が遅れ苦戦。政治資金問題による22年の総務相更迭も影響し、政権批判票を固めた空本氏に及ばなかった。
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