記者会見する国民民主党の玉木代表=29日午前、国会

 国民民主党の玉木雄一郎代表は29日、国会内で記者会見し、自民、公明両党の連立政権に参画する考えはないと重ねて説明した。「とにかく政策実現に全力を傾ける。連立入りすることはない」と述べた。部分連合などを含む連携協議に関し「自民だけでなく、立憲民主党や日本維新の会の幹事長や国対委員長ら、つかさつかさで情報交換していると報告を受けている」と語った。

 特別国会の首相指名選挙では、自身を含む28人の党所属衆院議員は1回目、決選投票ともに「玉木雄一郎と書く」と重ねて表明した。

 衆院選公約に掲げた手取りを増やす政策の実現を政府、与党に働きかけると説明。衆院選結果を受け「与党が過半数を割り、今までと同じ意思決定ルールでの政権維持は難しい。謙虚に、多様な民意に耳を傾けるべきだ」と要求した。

 玉木氏は可処分所得を増やすために最重視する政策として、年収が103万円を超えると所得税が発生する「年収の壁」の178万円への引き上げを挙げた。

 国民民主は衆院選で、公示前の4倍となる28議席を獲得した。

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