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  • 牧原法相 “後任人事まで職責果たす”

  • 小里農相 “国民に申し訳ない”

牧原法相 “後任人事まで職責果たす”

今回の衆議院選挙で落選した牧原法務大臣は、後任の閣僚人事が行われるまでの間は、大臣としての職責を果たしていきたいという考えを示しました。

牧原法務大臣は27日、投開票が行われた衆議院選挙で、埼玉5区から立候補しましたが敗れ、重複立候補した比例代表の北関東ブロックでも惜敗率で及ばず、落選しました。

牧原法務大臣は、閣議のあとの記者会見で、選挙結果への受け止めを問われ「私自身の選挙結果についてどのように受け止めるかについては、熟慮して適切に考えていきたいと思っている」と述べました。

その上で自身の閣僚としての進退について「閣僚の人事は、総理が決めることであり、私から申し上げることは差し控えるが、いずれしても、その間は、法務大臣として引き続き責務を果たしていくという所存だ。現時点で辞任の申し出などは特にしていない」と述べました。

小里農相 “国民に申し訳ない”

小里農林水産大臣は先の衆議院選挙で小選挙区の鹿児島3区で敗れ、重複立候補した比例代表の九州ブロックでも惜敗率で及ばず落選しました。

小里大臣は29日の閣議のあと総理大臣官邸で記者団に対し「議員の身分を失う以上、大臣としての役割を果たすことはできず、当然、辞任することになる。きょう、石破総理大臣に『任務を続けていけなくなり申し訳ない』とおわびし、総理からは『再起を期して頑張ってほしい』と慰労のことばがあった」と述べました。

そして、辞任の時期は総理大臣の判断に従うとしたうえで「これからの農政のビジョンや方向性を持ち合わせていたが実行できなくなり、大変悲痛な思いがある。国民に申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と述べました。

“厳しい結果 謙虚に受け止めたい”

与党が過半数を下回った衆議院選挙の結果について、閣僚からは閣議のあとの記者会見で、厳しい結果を謙虚に受け止めたいという声や緊張感をもって大臣としての責務を果たしたいといった発言が相次ぎました。

このうち平デジタル大臣は、閣議のあとの記者会見で「大変厳しい結果だった。しっかりと国民の声を聞きながら、与えられた職務の中で必要な政策を粛々と前に進めていきたい」と述べました。

また城内経済安全保障担当大臣は「民主主義の根幹である選挙は国民の意見を聞く貴重な機会だ。今回の結果を謙虚かつ厳粛に受け止め、石破内閣の一員として職責をしっかりと果たしていきたい」と述べました。

さらに坂井国家公安委員長は「私自身は国民の信任をいただいたと認識している。引き続き緊張感を持って大臣の責務を果たしていきたい」と述べました。

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