公明党は、衆院選で落選した石井啓一代表(66)の後任に斉藤鉄夫国土交通相(72)を充てる方針を固めた。7日の中央幹事会で後任の推薦を決め、9日に臨時党大会を開いて正式に選出する。公明は自民党とともに少数与党として厳しい政権運営が見込まれており、安定感のある斉藤氏が適任と判断したとみられる。複数の関係者が2日、明らかにした。
斉藤氏は第2次石破内閣が発足した場合は国交相を退任する。公明は後任の閣僚ポストや人選を急ぐ。上田勇政調会長代理らの起用などが取り沙汰されている。
来夏には公明が重視する参院選や東京都議選が控えており、大敗した衆院選からの体制立て直しが急務だ。
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