政府は5日の閣議で、海賊対処など自衛隊の中東派遣に関し、今月期限を迎える現行計画を1年延長する方針を決定した。ソマリア沖とアデン湾での海賊対処活動と、オマーン湾やアラビア海北部での船舶安全確保のための情報収集活動を来年11月19日まで、エジプトの「シナイ半島多国籍軍・監視団(MFO)」司令部への要員派遣を同11月末までとした。

中谷元防衛相は5日の記者会見で「わが国の平和と繁栄の土台である中東の平和と安定に資する活動を継続する」と強調した。

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