核兵器保有国と非保有国の有識者らが核軍縮の道筋を議論する「国際賢人会議」の第5回会合が6、7両日にオンラインで開催され、人工知能(AI)といった新興技術が核兵器のリスクに及ぼす影響を中心に議論した。石破茂首相は書面メッセージを寄せ「核兵器のない世界に向けた具体的な道筋を模索し、国際社会の未来へ貢献したい」と訴えた。外務省が8日、会合の概要を発表した。

 首相はメッセージで、小学生時代に広島の被爆状況を記録した映像を見たことに触れ「あの衝撃は一生忘れない。二度とあってはならない」と指摘。同時に「現在の国際社会を見渡せば、核抑止が必要」として実践的かつ現実的な取り組みを進めると強調した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。