【バクー時事】国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)が11日、アゼルバイジャンのバクーで開幕した。温暖化対策のため先進国が途上国に拠出する気候資金について協議。増額で合意できるかが焦点となる。会期は22日まで。

11日に行われた開会式で、議長を務めるアゼルバイジャンのムフタル・ババエフ環境天然資源相は、世界で直面する気候変動に触れ「あらゆる行動が重要であることを忘れてはいけない」と強調。「緑あふれる世界に向け、団結して前進しましょう」と呼び掛けた。

12、13日には首脳級会合が開かれ、先進7カ国(G7)では、英国のスターマー首相らが参加し、石破茂首相は欠席する。18日からは閣僚級会合が予定され、浅尾慶一郎環境相が出席に向けて調整している。

国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)の開会式で、議長としてあいさつするアゼルバイジャンのムフタル・ババエフ環境天然資源相=11日、アゼルバイジャン・バクー(EPA時事)

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