立憲民主党の総合選挙対策本部会合であいさつする野田代表。右は小沢一郎氏、左は岡田克也氏(14日午後、国会)=共同

立憲民主党は14日、来年夏の参院選に向けた総合選挙対策本部の初会合を国会内で開いた。先の衆院選での議席増を踏まえ、候補者の擁立作業を加速させる方針を確認した。

本部長を務める野田佳彦代表は、改選1人区での野党間の候補者調整が「重要な鍵を握る」との認識を強調した。「衆院選を厳しく総括しながら、大きく躍進し勝利しなければいけない」と訴えた。

立民は10月の衆院選で、公示前から50議席増の148議席を獲得した。野田氏は「比例票が伸びたわけでもない。一番大きな要因は自民党の敵失だ。まだまだ力不足であることは間違いない」と指摘した。

会合では、衆院選の総合選対本部に引き続き、本部長代行に小沢一郎、筆頭副本部長に岡田克也両衆院議員を充てる役員人事を確認。候補者の擁立状況のほか、空白区を解消するための公募の強化、政治塾を通じた人材発掘などを巡って意見を交わした。

会合後、大串博志選対委員長は改選1人区での候補者調整に関し「与党と1対1の構図に持ち込むため、幅広い視野を持ち各野党と考えていきたい」と記者団に述べた。

〔共同〕

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