「秋のレビュー」は、最終日の15日、働きながら新たなスキルを身につけるリスキリングといった、従業員の職業訓練などに取り組む事業主に支給している「人材開発支援助成金」が扱われました。
この助成金をめぐっては、会計検査院の調べで令和5年度までの5年間に合わせて1億円余りが不適切に支給されていたことがわかっています。
有識者からは「効果もわかりづらく抜本的に見直すべきだ」とか「事業主への支援ではなく、従業員個人への直接的な支援にシフトすべきだ」などといった指摘が相次ぎました。
また、不正が見つかった場合の罰則の強化などの再発防止策を求める意見も出されました。
「レビュー」のあと、平行政改革担当大臣は記者会見で「大きなトレンドとしては個人への支援にシフトしていくべきだと思うが、実質賃金が持続的に上がる環境だと判断するのは、まだ早く、こうした政策は続ける必要がある」と述べました。
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