任期満了に伴う宇都宮市長選は17日投開票され、無所属現職佐藤栄一氏(63)=自民、公明推薦=が、元財務官僚毛塚幹人氏(33)ら無所属新人3人を破り6選を確実にした。全国市長会によると、現職の県庁所在地市長で当選6回は全国最多。
5期20年の市政運営への評価と多選の是非、昨年開業の次世代型路面電車(LRT)の延伸計画が主な争点だった。
佐藤氏は選挙戦でLRT導入など過去20年の実績を掲げ、市政の安定と継続が必要だと主張。自民、公明両党の市議や多数の団体から支援を受け、組織戦を展開した。
茨城県つくば市で副市長を務めた毛塚氏は、多選による弊害を批判。市政刷新と世代交代を訴えたものの及ばなかった。
公益財団法人理事長荒木大樹氏(53)と市民団体代表上田憲一氏(87)は、支持が広がらなかった。
全国市長会によると、現職の県庁所在地市長で、佐藤氏に次ぐ当選回数は高松市の大西秀人市長の5回。
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