日本維新の会は18日、代表選告示後初めてとなる候補者討論会をオンラインで開催し、馬場伸幸代表の下で掲げた「全国政党化」などを巡って議論した。共同代表の吉村洋文大阪府知事(49)は「戦略的に進めるべきだ」として、路線の修正を主張。大阪を地盤としない他の3人は引き続き全国政党化を目指す姿勢を示し、温度差がにじんだ。

 吉村氏は「全国に候補者を立てても厳しい結果になる」と指摘。重視する地域を定め、国会議員や自治体の首長を誕生させる必要があるとした。神奈川県が地盤の金村龍那副幹事長(45)は「維新が定着していないエリアでも選挙は戦える」と強調。首長選や地方議会選に挑戦するよう訴えた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。