共同通信社は16、17両日、名古屋市長選(24日投開票)に関する電話世論調査を実施し、取材結果を加味して情勢を探った。いずれも無所属新人で、日本保守党が推薦する元副市長広沢一郎氏(60)と、自民、立憲民主、国民民主、公明各党推薦の前参院議員大塚耕平氏(65)が激しく競り合う展開。共産党推薦の政治団体役員尾形慶子氏(67)らは厳しい。  投票先をまだ決めていないと答えた人が3割おり、情勢は変化する可能性がある。  支持政党別に見ると、広沢氏は「支持する政党はない」と答えた無党派層の3割を固めた。自民支持層の4割弱、国民支持層の3割、立民支持層の3割弱からも支持を得ている。  大塚氏は公明支持層の6割に浸透する一方、4月まで所属していた国民民主党支持層の4割しか固められていない。立民支持層は4割超、自民支持層は3割超、無党派層は2割超にとどまった。  尾形氏は共産支持層の5割超をまとめたが、広がりを欠いている。

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