自民党東京都連の2023年分の政治資金収支報告書の政治資金パーティー収入で、20万円超を支払った3団体の計258万円分について名称などが不記載だったことが22日、分かった。都連によると、収入額に変更はない。今後、修正するとしている。

都連や収支報告書によると、都連は23年1月30日、都内ホテルで政治資金パーティー「東京政経フォーラム」を開き、8586万円の収入があった。元自民党衆院議員の若宮健嗣元万博相の資金管理団体「若宮けんじ後援会」は同月12日に会費として200万円を都連に支出。業界団体でつくる2つの政治連盟も同月、32万円と26万円を会費として支払った。

都連の担当者は、少額の購入が多数あり、1つの団体として20万円超だったと認識できていなかったと説明した。

政治資金規正法は、パーティー1回につき、1つの団体や個人から20万円を超える支払いがあった場合、氏名や住所、金額などを記載するよう規定。1回のパーティーで150万円を超える支払いも禁じている。

都連によると、若宮氏が代表の党支部と後援会がそれぞれ100万円分ずつ購入したが、誤って後援会の収支報告書に合算した金額を記載した。若宮氏は今年10月の衆院選で落選した。

都選挙管理委員会は今月21日、23年分の収支報告書を公表した。〔共同〕

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。