岸田文雄前首相

岸田文雄前首相の退任時の保有資産が22日公開され、2021年の就任時の資産公開で土地価格を誤って申告していたことが分かった。今回1062万円とした東京都渋谷区の土地について、就任時は6616万円と報告。固定資産税の課税標準額を届け出ることになっているが、岸田氏の事務所は「就任時は誤って評価額を記載していた」と説明した。

岸田氏は21年10月の第1次内閣発足時の保有資産で、閣僚を含めた計21人のうち4位の2億868万円だったが、実際の資産額はそれよりも低かったことになる。

第2次石破内閣発足に伴い退任した斉藤鉄夫公明党代表も21年の国土交通相就任時に、広島市などに所有する建物の面積を誤って本来より広く申告した。斉藤氏の事務所は記載ミスだとしている。〔共同〕

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