フランスのバロ外相と握手する岩屋外相(26日、イタリア・フィウッジ)=外務省提供・共同

【フィウッジ=共同】岩屋毅外相は26日(日本時間同)、主要7カ国(G7)外相会合出席のために訪問したイタリア・フィウッジで、フランスのバロ外相と会談し、テロ対策に関する協議体を設置する方針で合意した。初会合を来春に東京で開催することも確認した。日本側から外務省、警察庁、法務省などが参加する見通しだ。

会合で岩屋氏は、2023年12月に発表した日仏の協力拡大へのロードマップ(行程表)に触れ「自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、緊密に協力したい」と伝達。バロ氏は「幅広い分野での関係深化を楽しみにしている」と応じた。

欧州、インド太平洋地域での安全保障連携の強化に向け、自衛隊とフランス軍の相互往来と共同訓練をスムーズにする「円滑化協定(RAA)」締結に向け、交渉を加速させる点でも一致した。

岩屋氏は、G7議長国を来年務めるカナダのジョリー外相とも会談した。〔共同〕

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