公明党の山口那津男代表は2日、憲法記念日を前に都内で街頭演説した。緊急事態時の国会議員の任期延長を巡り衆院憲法審査会の複数会派が賛同していることについて「改正のために議論するのではない」と述べた。
憲法54条は衆院解散後に緊急の事態が発生した際の対応として「内閣は参院の緊急集会を求めることができる」と定める。山口氏は緊急集会の議論が進んでいないと指摘し「参院自身が主体性を持って議論を深める必要がある」と語った。
自民党の政治資金問題を受けた政治資金規正法の改正で、政治資金の透明性を高めるべきだと訴えた。自民党が全敗に終わった衆院3補欠選挙に触れて「民意を重く謙虚に受け止め、透明性の強化へさらに一歩を進めるべきだ」と主張した。
「公明党は議論をリードして今国会中に国会での幅広い合意を形成し、法改正をなし遂げたい」と強調した。
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