来年度の税制改正をめぐり、自民党税制調査会は29日午後、幹部会合を開きました。
この中で、宮沢税制調査会長は、28日の与党と国民民主党との税制協議の内容を説明するとともに、来週も協議を行うと報告しました。
このあと宮沢氏は記者団に対し「『103万円の壁』を引き上げることは決定事項だが、これから議論を詰めることでおのずと量の面でも具体的な話し合いができていくと思う」と述べ、今後、所得税などの控除額の引き上げ幅について、具体的な検討を行う考えを示しました。
そのうえで「税は基本的には理屈の世界だから、理屈が立つような結論にしないといけないが、交渉ごとなので、どこまで貫き通せるかは今後の話だ。税制改正の日程も、これまでと違ってくるが、具体的にどうなるかはとても見えてきていない」と述べました。
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