OECD=経済協力開発機構の閣僚理事会などに出席するためフランスを訪れている岸田総理大臣は日本時間の2日午後8時半すぎからパリの大統領府でマクロン大統領と昼食をとりながら首脳会談に臨んでいます。

会談で両首脳は、自衛隊とフランス軍の部隊が共同訓練をしやすくする「円滑化協定」の締結に向け交渉に入ることで合意する見通しです。

フランスは南太平洋にニューカレドニアなどの海外領土があり、海洋進出の動きを強める中国を念頭に、アジア太平洋地域での日仏両国の安全保障協力を一層深めるねらいがあるとみられます。

また、ロシアや中国への対応や中東情勢などをめぐっても意見が交わされる予定で、法の支配に基づく国際秩序の維持・強化の重要性を確認し、引き続き、連携していくことで一致するものとみられます。

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