兵庫県議会の12月定例会が3日に開会し、再選した斎藤元彦知事が所信を表明した。冒頭で自身が内部告発された問題に触れ、「多くの県民の皆様にご心配をおかけしていること、改めて心よりおわび申し上げます」と陳謝。2期目については「重責に身が引き締まる思いで、『兵庫の躍動を止めない』という強い志を胸に県政を前に進めていく決意だ」と述べた。

 内部告発への対応をめぐり、県議会は9月、斎藤氏への不信任決議を全会一致で可決。斎藤氏は失職し、出直しの知事選で再選した。斎藤氏は県議会との向き合い方について、「議会と知事が車の両輪として、ともに歩みを進めていけるよう、真摯(しんし)に議論・対話を積み重ねていく」と述べた。

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