この会議は、対馬海峡をはさんで向かい合う、日本の福岡、佐賀、長崎、山口の4県と、韓国のプサン(釜山)など4つの自治体が友好促進などを目的に、毎年開いていて、7日は、およそ60人が参加しました。

この中で、佐賀県の南里隆副知事があいさつし、韓国の大統領が一時宣言した「非常戒厳」をきっかけに、韓国国内で混乱が続いていることに触れ、「大変心配していたが、開催できたことをうれしく思う。いかなる状況でも、地域の交流を積み重ねていくことが大切だ」と述べました。

続いて、スポーツを通じた地域活性化の取り組みをテーマに意見が交わされ、パラスポーツの日韓大会の開催を佐賀県が提案するなど、参加者たちは、地域間で交流する重要性を確認していました。

会議は当初、日韓の自治体の知事が参加する予定でしたが、韓国側の混乱の影響で、副知事などが代理で出席する形となりました。

会議のあと、プサン市のソン・ヒヨプ政策首席補佐官は「政治的な困難や外交の問題があったとしても、この知事会議は、これからも継続して開催するべきだ」と話していました。

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