会談は、日本時間の4日未明に行われ、海洋進出を強める中国を念頭に南シナ海をめぐる情勢について意見を交わし、自由で開かれたインド太平洋を実現していくことが重要だという考えを確認しました。

そして、自衛隊とフィリピン軍の部隊が共同訓練を実施しやすくするため、武器・弾薬の取り扱いなどをあらかじめ取り決めておく「円滑化協定」の早期締結に向けて連携していくことで一致しました。

また、日本からフィリピンへのレーダーの輸出など、近年、安全保障面での協力が進展していることを踏まえ、今後もさまざまな分野で協力や交流を進めていくことでも一致しました。

日米豪比4か国の防衛相会談など、ハワイでの一連の日程を終えた木原大臣は記者団に対し、「同盟国、同志国のネットワークを重層的に構築、拡大していくことが抑止力、対処力の向上につながっていくと思う。新たなステージに向かう、極めて重要なきっかけになった」と述べました。

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